2015年7月29日水曜日

個展「残響」ありがとうございました




個展「残響」無事に終了いたしました。
おこしくださった方々、ありがとうございました。

今回の個展は、この1年間で描いた約160点のオリジナルから選んだ48点で
校正しました。量を描くというのが自分の中のテーマというか約束事で、
それは自分の中でやりきったと思っているんですが、展示数が多すぎて
押し付けがましい印象だったかなという気もしてます。
さすがに新作であの量を展示することはこれからはないと思いますが、
一度経験したかったのでよかったです。

長いスパンで取り組んだためか、新たに気づいたり、改めて気づかされることが
多い展示でした。今後の自分の制作や仕事に対するスタンスがはっきりしてきました。
やりたいこと、やりたくないこと、できること、できないこと、などなど、
いろんな気持ちがその時々で変化していって、日々の仕事に向き合うだけでは
それら全ては消化しきれなくて、オリジナルの絵を描くことで満たされるものは
多く、その結果は仕事にも生かされるし、逆に仕事の絵がオリジナルの絵にいい
影響を与える、そういうバランスの中でやっていくことが自分には必要だなと感じました。

あと、個展で同じような説明を何度もしてるうちに、頭でごちゃごちゃに散らかっていた
考えが整理されていき強度を増していくことに改めて気づきました。
1人では解決できない頭の硬さがあるので、こういう場は大事にしていきたいです。

日々の仕事の上での個展の準備にはかなりエネルギーを使うので、
今後同じスタンスで続けられるかはわからないところですが、
うまくなりたい、変化したいという気持ちだけは
変わらず持ち続けたい、というかそこが原動力だったりするので、
可能な限り続けていきたいです。

年内はグループ展の参加もなさそうですが、個人的には結婚式が年末に控えている
ので、それに向けて準備しなきゃならないので相変わらずバタバタしていそうです…。

これからしばらくは放置しているウェブの更新とか売り込みとか地味な活動を
やっていかなければならないですが、Twitterなどで定期的にオリジナルを描いて
見せていけらばいいなーと思ってます。

というわけで覚書と今後の展望でした。
今後ともよろしくおねがいします!

2015年7月3日金曜日

お仕事#27


イーユン・リー/著  篠森ゆりこ/訳 「独りでいるより優しくて」
PB:河出書房新社 BD:鈴木成一デザイン室


イーユン・リーさんの著書の装画を担当しました。
鈴木成一さんとは今回はじめての仕事になりました。
HBの受賞者展のアドバイスを貰うため、展示する作品の新作の一部を
見てもらい、後日この絵が合うので使いたいとご連絡頂いた次第でした。

ということで原画は今週からはじまる個展で展示しますので
よろしくお願いします!